歪系エフェクター
2013年 05月 19日
ブログは続いていますが、もはやバイオリンなんか関係ないぜ!って感じです。
では、まず一つ目
FULLTONE FULL‐DRIVE2
ブティック系オーバードライブの元祖といってもいいくらい定番中の定番です。 マイナーチェンジを何回か
しているようなので色々種類があるみたいです。一応、メイドインUSAです。
中はこんな。↓
TS系の回路です。定番ですね。 特に変った部品を使うことなく丁寧に仕上げてあります。
フットスイッチにもFULLTONEのマークが入っているのでオリジナルなんですかね?
オペアンプも定番のJRC4558Dです。
音はまさにTS系モディファイのお手本のようです。オリジナルの雑味を取り除いて
ハイファイになった感じです。ノイズも非常に少ないです。
クリッピングの切り替えなどついているので使い勝手もよいです。
右についてるミニスイッチが地味に役立ちます。 ソリッドな音と真空管ぽい音と切り替えられるので
アンプが変っても対応しやすいと思います。
二個目
BOSS DS-1の アナログマンモディファイです。
中古で入手したので正式な名前はわかりません。
中↓
中はこんな感じにマジックとシールで自己主張してあります。
写真がボケててわかりにくいですが、交換したパーツの部分だけ半田の色が金色になっています。
こっちの方が音いいのですかね?
オペアンプと電解コンデンサーとフィルムコンデンサーがいくつか交換されています。
オペアンプはJRCです。電解コンデンサは定番の緑のやつですね。
さっきのFUIITONEと同じやつ使っています。
アナログマンはTS系モディファイで有名ですが古いオペアンプにこだわって作っているようですね。
モディファイなんて大して変らんだろうと思っていましたがこいつにはびっくりしました。
オリジナルよりアンサンブルで音が前に出てくるのと
トーンを絞ったときに音がこもり気味だったのが解消されています。トーンはどの位置でも使える音が出てきます。もちろん基本的にはDS-1の音です。
というか、このくらいの部品交換なら自分でできるし、値段も数百円にもみたないのでは?
とか考えちゃ駄目ですよね。
三個目
WAMPLER Pinnacle
これはかなり方向性を持ったタイプです。
EVHのブラウンサウンドをめざして設計したとメーカーも言い切っています。
本当にそんな感じの音が出ます。
小さいアンプで小さい音でもブラウンサウンドが出せるので 家で使うにはかなりいいです。
ギター側のボリュームを絞ったときの音もチープにならず、コシのあるクランチがでます。
EVHコピーやるならここは重要かと思います。アンプで歪みを作っているなら問題ないとこですが、
エフェクターで歪ませているとボリューム絞っときにしょぼい音だす物も結構あります。
最近の物は結構その辺にも気を使っているようです。
もちろんEVHが好きという前提ですがね。
中↓
基盤は綺麗にまとめてあります。こんだけ上手く抵抗を並べてあると気持ちいいですね。
フィルムコンデンサーは アナログマンの交換された物と同じです。結局、製作コストかけていいなら
それ使いたいってことでしょうけどね。
オペアンプはTL072です。 オリジナルの回路なんですかね?まあどれもなんかしらベースになっている回路があるんでしょうけど。
CMATMOS?(あってるかな?)のブラウニーもブラウン系でしたが、EVHのコピーやりたいならピナクル
のほうがいいかなって思います。ブラウニーはオペアンプ使わずにFET回路だった気がします。もう手放してしまったので確かではありませんが。しかし、ブラウニーのほうがアンプっぽい音でした。FETの関係なのかな?まあ回路が全然違うですけどね。
四個目
メサブギーのコンパクトです。 名前書くの面倒なので自分で見てください。
一応、メイドイン カルフォルニアです。なんかいいですね!
ルックスは値段を考えるとかなり凝っています。ケースの塗装もいいですね!
とにかく凝った作りしてます。所有欲をそそりますね!
中↓
これまたスパルタンです!基盤が黒くてかっこいいです。 二段になっています。
基盤はポットにくっついてる上に二段重ねで固定されているので 、ばらさないと中は見えません。
横から基板上にLEDが見えますが、おそらくクリッピング用だと思います。
上の基盤の右下に見にスイッチが付いていて、切り替えると低音と歪みが増えます。
表面実装基盤ではありません。メサらしいこだわりがいいですね。たとえ音が変らなくても、
エフェクター好きの人はなぜか表面実装が嫌いです。 もちろん僕もですがね。
因みに音は、いいですよ!レクチの音がちゃんと出てきます。 トーンが上手くチューニングしてあり、
右いっぱいに回すとメサ得意のVカーブになります。 かなり歪みますが音がチープになりません。
アンプライクってやつですね。
JCにつないでも、レイニーにつないでも、オレンジにつないでも、レクチの音がします。
アンプ関係ないぜ!!って感じです。まあBOSSのメタルゾーンと同じで、つなぐとその音しか出ないぞって感じですが、メサの方が音が太さとヌケが抜群にいいです。
イコライザーもボスはよく効くけどわざとらしい感じがします。 メサの方は練りに練った設定というか、
本当においしいとこをピンポイントでついた設定ですね。
エフェクターでメタルな音だすならこれ買えって思います。もちろんクランチもそこそこ使えます。
まとめ
上記はすべて主観で書いてあります。
結論 ブログは沢山書くと時間もかかるし、なによりメンドクサイことがわかりました。
(四台目に入るあたりでめんどくさくなりました。。。)
最後に
製作しているヴァイオリンにつけるパーツ(スネークウッド)です。
少し部品の艶を落としたほうが楽器の雰囲気と合うかなということで、
表面を削ってから 西洋杉のオイルで仕上げました。(関係ないですが防虫効果があります。)
写真上が加工前、下が加工後です。
本体の方はニスがまだ乾燥中なのと、最後の表面処理をどうするか考え中です。
村川ヴァイオリン工房
http://murakawa-strings.com