村川ヴァイオリン工房

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2014年 09月 23日

バイオリン弦について

どうもこんばんは、仕事もしないで今日はブログの更新がはかどっております。
夜も涼しくなってきましたが、一昨日くらいから五月病の再発に苦しんでいます。



さて、話は変わりますが、
どの種類の弦を使うか悩んだことは一度くらいはあるでしょう。

よくあるのはドミナント、エヴァ、オブリガート、などでしょうかね。
自分も自作の楽器に悩んだ末、エヴァを張ることが多いです。

実際にコンクールなどで見ると、多い順にドミナント、エヴァに続き、オブリガート、ラーセン・ツィガーヌなどがよく目につきます。
まあ、製作コンクールなので、製作者に受けのいい弦ということかもしれません。
本当ならばガット弦で行きたい製作者もいるとは思いますが、コンクールのシステム上、ガットだとリスクもあるので、選択から外れることもあるでしょう。
(バイオリン弦の話です↑)


この辺まではどうでもよい話ですが、



最近のお気に入りセッティング↓
d0299605_21181334.jpg
E・・・ ブロカット(楽器に合わせて別の弦でもいいと思います)
A・・・ ヤーガー (スチール)
D・・・ オリーブ (ガット)
G・・・ オリーブ (ガット)

A線ヤーガー??

そうA線ヤーガーです。↓
d0299605_21231630.jpg
国内ではA線にスチール弦を選択することは、最近ではあまり見かけることはないでしょう。というかほぼ見ないと思います。
ヨーロッパではA線にスチール弦を張っているプレーヤーも見かけます。
この組み合わせで使っているヨーロッパのソリストを何人か見たこともあります。

自分で張ってみるまで変な組み合わせだと思ってっていましたが、実際使うといい感じでした。ビックリです。
(たぶん楽器屋さんでこの組み合わせを言ったら「ないでしょ!」と突っ込まれると思います。)
そして、A線がスチール弦ゆえに、調弦しにくいのでほぼ皆様アジャスター1個増し・・・





どうにかならんのかね?ということで、
ミニ四駆で培った軽量化を!!!

L型アジャスター1個の重さ↓
d0299605_22010369.jpg
5.1グラムです。

ループタイプのチタンアジャスター2個↓(アルミ&チタン)
d0299605_21404494.jpg
4.7グラム。 解決。
こっちのほうが軽いやんけ!

さらに、
ヤーガーはボールエンドが外せる構造なので↓
d0299605_22073300.jpg
外すと↓
d0299605_22120667.jpg



約0.2グラム軽量化。
これなら重量増しの問題はありません。

こんな感じになります↓
d0299605_22152412.jpg
ナイロン弦のA線と比べるとヤーガーのA線はだいぶ細いので駒の上のカーブの微調整及び、革貼りをしたほうが良いと思います。

エヴァなどはよく鳴るので(自分には弦だけが表面上で鳴ってるるような感じがします)人気がありますが、
”この楽器の音”というより、どの楽器に張っても”エヴァの音”という感じがします。
(別にエヴァをディスっているわけではありません。自分もエヴァ張ることが多いです。)
ガット弦の方がよく振動するので、楽器全体がヴァイブレーションします。そして楽器自体の個性を殺すこともないと思います。



さんざんエヴァをディスっておいてビオラのお気に入りのは弦はこちらです↓
d0299605_22343747.jpg
A・・・ ドミナント(楽器に合わせて別の弦でもいいと思います。ラーセン、ヤーガーなどなど)
D・・・ エヴァ
G・・・ エヴァ
C・・・ スピロコア(クローム)

この組み合わせ(A線はラーセン)もヨーロッパのコンクールではよく見かけます。

A線をドミナントにするのなら、ナイロン弦(ペルロン)なので、よく調整されたペグならばアジャスターを外したほうがよいでしょう。



まとめ
使う楽器によっては合わなかったりもするでしょうし、弾く側の好みもあるのでこれがいいとも言えません。
あと、「困ったときはエヴァを張れ!!」という格言?親父の小言?があるくらいなので、ついついエヴァを張ってしまいます。
好きな弦を張ればいいんじゃないですかね。









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by murakawa-strings | 2014-09-23 22:58 | 新商品 / 再入荷


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