村川ヴァイオリン工房

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2015年 08月 20日

第2回 江古田ヴァイオリンワークショップ


昨日から通常通り営業しています。

お盆休み中は、 「第2回 江古田ヴァイオリンワークショップ」ということで、
仕事とは関係ない自由研究てきなことをしていました↓


初日はパフリング製作。

大昔のバイオリン製作者は各々パフリング自体も自作していましたが、工業化が進んだ時代になってくると、機械生産されたパフリングを使うようになってきます。
現在では、多くの製作者は”売ってる”パフリングを使っているのが大半でしょう。もちろん、自分も売ってるパフリングも使います。
良くも悪くも、同じような見た目になる原因の一つでもあるとは思います。
昔の製作者はパフリングにも各々の特徴があったりします。使用する木材の組み合わせや厚みの割合などなど。

とりあえず、基本ということで、ストラドのパフリングを目指して製作することに↓
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梨の木を薄く削っていきます。パフリングの外側の黒い部分になります。
薄いと言っても0.3mm厚の鉋屑を出すためには、二人がかりで鉋をひきます。
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結構、重労働です。

これらは後で、黒く染めます。

中心になる部分はポプラを使います↓
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こいつは0.6mm厚なので、結構厄介です。
より屈強な”漢”が二人で鉋を引く必要があるでしょう。
勢い余って0.7mm越え。鉋クズが天に向かってそそり立ちます!↓
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0.6mm↓
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ひたすら削り続けます。※この日は結局10時間くらい鉋を引いてました。自分は途中でギブアップしました。
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梨の木を染めます↓
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科学染料のほかに、草木染も3種類用意していたのですが、そろっていない物もあったので、とりあえず科学染料で染めます。
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真っ黒になります↓
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黒く染めるなら最初から黒檀使えばいいかとも思いますが。材料同士の相性などもあるみたいです。※黒檀を使う流派もあります。
黒檀なら色落ちもしませんが、 あくまでストラドコピーなので、同じ仕様にするのが目的なので、あえて染色です。
むしろ、自分は月日が経って色あせてくるのも味わい深いかと思います。
まあ、実際は、黒檀で0.3mmの板を削り出すより、 柔らかめの梨で0.3mmの鉋屑出して黒く染める方が楽だっただけだとは思いますが。

膠で貼り付けていきます↓
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クランプかけて↓
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乾かすと↓
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サンドイッチ状態に。

切り出すとこんな感じに↓
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オールドフィニッシュに使ったら、かなりよい雰囲気が出ると思います。使うのが楽しみです。
音には関係ない部分ですが、視覚的には十二分に効果を発揮します。

ちなみに、売ってるパフリングは、 楓、もしくは梨(たまにポプラ)を、黒く染めた楓ではさんだ物が多いです。


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二日目は
真鍮の豆鉋製作↓
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仕上げの途中ですが、こんな感じになる予定です↓
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ワークショップ後半戦はまた後日に。






 






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by murakawa-strings | 2015-08-20 17:47 | 製作・修理


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