村川ヴァイオリン工房

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2015年 10月 13日

パフリング


夏の強化合宿で作ったパフリングを早速使用してみたいと思います。
まずは、まだシート状態なので細かく切り分けていきます↓
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結構めんどくさいですが、とりあえず一枚分やりました↓
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やっとパフリング完成。
ここまで来るのに結構大変でした。
工場製のパフリングは1本100円位で売っていますが、自作パフリング、1本2000円位で売らないと苦労が報われる感じがしません。
そのくらい手間かかります。

まあ、こんなにこだわっところで、演奏者は気にも留めないし、同業者からはそれで音がよくなるの? とかディスられる始末です。
完全に自己満足の世界ですが、それでもいいんです。やるんです。

バイオリンに入れるとこんな感じです↓
d0299605_14245214.jpg
いい感じです。

いい感じですが・・・

もう少し手作り感がでるのを期待していたんですが、綺麗に作りすぎたせいか、工場製のパフリングのようにみえなくも・・・
最終的にはニスを塗った後に真ん中のポプラ部分が良い雰囲気を醸し出すはずです。


夏からのパフリング製作のまとめ↓

① 結構めんどくさい。(手間かかる)
② 想像していたよりも綺麗にできた。
③ メープル系、黒檀系のパフリングよりも曲げやすい。(今回は梨×ポプラ×梨で製作)
④ 黒檀系パフリングより膠との相性がいい気がする。(掘りこんだ時の削りかすで比べると) 
⑤ 製作時に思ったより力がいるので、一度に大量に作るなら筋トレが必要。
⑥ 黒い部分はログウットでの染めが最適でした。
⑦ 鉋出しの時点で完成時の寸法より0,1mmづつ多くとる必要がある。( 鉋出し 0.4×0.7×0.4 → 完成 0.3×0.6×0.3)

終わり


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隆起削り↓
d0299605_14203839.jpg
今回は、近代的な隆起ではなく、オールドらしい隆起に削ってみようかと思います。
前回の評判が良かったオールドフィニッシュで仕上げようと思います。
今回もかなりの力作になる予定です。(毎回力作じゃないとダメなんですけどもね)
注文製作じゃない楽器は色々新しいことを試せたり、自由に作れるので、楽しいです。
もちろん注文製作でも 全部お任せします!ってお客さんの方が多いですが。




そういえば、今年はトリエンナーレ(製作コンクール)に出品しませんでした。
期待のクレモナ勢もあんまりいい結果ではありませんでした。
コンクールの結果を見て思ったんですが、
「最近はワイルド系が流行っていて、クレモナのツルツル系は順位が低い」とかよく聞きますが、
(自分もそう思っていましたが)
「クレモナのツルツル系だからダメとかそんな単純な問題ではなく、もっと根本的な部分なんじゃないの?」って思い始めました。
まあ、今回は自分は出品してないんでなんとでも言えますがね。














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by murakawa-strings | 2015-10-13 15:19 | 製作・修理


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