村川ヴァイオリン工房

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2015年 11月 08日

クラドニ法

前から欲しかった装置を入手しました。↓
d0299605_23152835.jpg
振動解析をするためのものです。
振動解析とか書くとなんか最新鋭な感じがしますが、 実際はスピーカーから音を出して共鳴させるだけという前時代的かつアナログな感じです。
21世紀だというのにこんな感じでは、ストラディバリの秘密とやらはいつ解明されるんでしょうかね?

実際にやってみるとこんな感じになります↓
d0299605_23155279.jpg
台がなかったのでスポンジで・・・
d0299605_23165796.jpg
表板、裏板の固有振動におけるノード部分の可視化や、その他データ取りに役に立ちます。
この方法自体は約250年以前からあります。
そして、この方法でデータを取っている職人は昔から沢山いますが、いまだに明確な関係性などはわかりません。
まあ、あくまで、響板の状態を見る測定法の一つというだけです。 
しかし、判断するための材料は一つでも多いにこしたことはありません。

オールドの楽器などを修理でオープンした時などのデータ取りにも活躍しそうです。



関係ない話ですが、いつも思うのは、みんなでデータを共有して調べていけばもっと早く色々わかるのに、 各職人が個別でやるから進まないんじゃないの?

大雑把に言うと
①職人A
40年かけて1~60くらいまで進める。

②職人Aの弟子B
職人Aのデータを受け継いで60~120まで進める。

③弟子Bの弟子C
弟子Bのデータを受け継いで120~150まで進める。

④弟子Cには弟子がいない。
150まで進めたデータ消滅。

⑤とある職人G
またデータを集め始める。1~80まで進める。

⑥弟子がいない。データ消滅。

①に戻る。

という 各地で同時進行の無限ループが昔から続いてるんだと思います。
日本の職人は閉鎖的なので、よりそういう傾向が強いと思います。



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by murakawa-strings | 2015-11-08 00:09 | 製作・修理


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