村川ヴァイオリン工房

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2016年 03月 28日

お勉強会


先週は工房はお休みして勉強会に参加してきました。

講師はイギリスからPeter Beare氏が来ました。↓
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Peter Beare
バイオリン鑑定の権威、チャールズ・ベアを父に持つピーター・ベアは、Violin Making School of America にてバイオリン製作を学んだ後、
J. A. Beare’sはもちろんのこと、カール・ベッカー、エティエンヌ・ヴァテロ、プシェミスル・スピドレンといった現代を代表する弦楽器工房にて修復および製作の技術を習得してきました。
2012年にJ. A. Beare’sを去って以来、ケント州トンブリッジにて父親と共に活動しています。




調整やセットアップなどの興味深い話が聞けて面白かったです。
一番最近製作したオールドフィニッシュの楽器を持っていき見てもらいました。
ニスの仕上げや隆起の作りなどは昔の時代の作り方でとてもいいとほめていただけました。
隆起は今回から全く新しく変えて特にこだわって製作していたのでうれしかったです。


そして、細かい部分のアドヴァイスも頂けました↓

①シャイニーだよ!!  (これに関しては修理されてどのような状態になっている楽器を再現しているのかにもよるので何ともだとは思いましたが。)
②もう少しエッジを残した方がわざとらしくならない。
③ニスの摩耗と木材部の摩耗の時代感を合わせて考えないと不自然さが出てしまう。
④イミテーションの傷に少し不自然な部分がある。(同じ場所に同じ傷をつけすぎ)
⑤ボタン部がちょいデカい。(これは意図的に大きく作っていたので次から小さくすればいいだけですが。)
などなど・・・

てな感じでした。 次回作に生かしたいと思います。

Beare氏の製作した楽器も見せていただきました。さすが本物のストラドを見ながら作っているだけあって魅力的な楽器でした。
特にスクロールが素晴らしかったです。自分の製作したスクロールが幼稚に見えました。Beare氏のスクロールは、けして精度が高く製作されているわけではありませんが、とても魅力的な渦巻き方でした。現代の新作によくある、ひたすら精度を求めた渦巻きとはちがい、有機的かつ躍動感のあるものでした。

色々とやる気がでたので頑張りたいと思います。


村川ヴァイオリン工房http://murakawa-strings.com


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by murakawa-strings | 2016-03-28 00:04 | 製作・修理


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