村川ヴァイオリン工房

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2017年 10月 14日

バイオリン指板調整



バイオリンの指板調整のお客さん。

① 少し前に他の楽器店で指板を交換してもらった。
② 違う楽器店に行ったら指板がおかしいと指摘された。
③ 指板を変えてから楽器が重くなった気がする。
④ 弊店に持ってきた。←今ここ



どんな感じかというと↓

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まず、指板が厚すぎる。ヴィオラより厚い。



根元付近も厚すぎ↓
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底面の角度(指板接着面から飛び出た部分)をつけすぎているため、この部分は削り直しても多少暑さが残ってしまいそうです。



指板長すぎ↓
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通常270mmですが、1mmくらいならお客さんにはわからないだろうと思って削ってないんだと思います。

案の定、エンド部分は売ってる指板から未加工↓
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当然こういう部分を手抜きしてあるので、裏彫りもしてません。
指板が薄い場合は裏彫りしないということもありますが、こんだけ分厚い指板を付けるなら裏彫りしないとさらに重くなります。

そして、指板の反りも付けすぎ↓

d0299605_23341394.jpg
こんなに付けたら、このあたりの弦高が以上に高くなり弾きにくくなります。


そしてナットも溝が不均一かつ幅も狭い。 上面の弦の接地面も幅も大きすぎです↓
d0299605_23342851.jpg

現状で、弾けないわけではありませんが、弾きやすいとは言えない状況ですね。
本当は新しい指板で完璧に仕上げたいところですが、交換したばかりということなので削り直しで可能な限り対処します。
調整後はかなり弾きやすくなると思います。





村川ヴァイオリン工房http://murakawa-strings.com


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by murakawa-strings | 2017-10-14 00:11 | 製作・修理


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