村川ヴァイオリン工房

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2013年 07月 31日

ロミオとジュリエット

今日は宝塚のロミジュリを観劇してきました。 初の一列目のセンターでした。
ティボルトが紅君のバージョンでした。  紅君、大人気らしいですね。 
今日観劇した人しかわからないでしょうが、マーキューシオ(壱城あずささん)が、銀橋で客席にむけて座り込んだ真正面の座席でした!ちょっとテンション上がりましたね。
星組は他の組より衣装が豪華(金かかってる)な気がするんですが。。。
ちなみに、昨日は城咲あいさんが観にきていたらしいです。




さて、

工房戻ってきて仕事もしまた。
劇場で毛替えも預かってきたので、それもやりつつ 製作中のネック、ペグ、上ナットなど仕上げたりしてました。
バイオリンは明日中には音でそうですね。

びふぉー↓
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あふた~↓
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新たに使い始めた、こげ茶色(ほとんど黒に近い)の染料がいい感じですね。
修理のときなどにも使いやすいです。 杢のコントロールがしやすいです。




おまけ

去年行って来たベローナの写真です↓
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ロミオの実家(モンタギュー家)↓
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ジュリエットのベランダ(キャピュレット家、敷地内)↓
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本当にここのベランダ(イタリアなので2階といえども結構高い)上ったのなら、根性のある男ですね。




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by murakawa-strings | 2013-07-31 23:39 | 関係ない話
2013年 07月 30日

バイオリン 指板

毎日暑いですね。 今日は久しぶりに自転車に乗ったら暑くてひっくりかえるかと思いました。

バイオリン製作↓
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ニスも大体乾いたので、セットアップです。 ペグを入れているところです↑
今回はフルコピーではないのでブッシングなどはしていません。




そして、
指板を接着して(写真撮り忘れました)、


そして、
削ったり磨いたりして、こんな感じです↓
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指板は製作者によって光沢があったり、つや消しだったりと好みが分かれます。
バイオリン製作コンクールでは、世界の名だたる修理職人、鑑定家、製作者の方々には、
ツヤツヤの指板の方が好印象のようです。


いつもは、

鉋で削る→指板用のラジエラ→ペーパー→染め→ニス→研磨

でピカピカに仕上げていますが、

今回はさらにツヤツヤ目指して、
アメリカでもっとも厳しい米軍品質検査基準をクリアしたという、戦闘機のキャノピー(コックピットの窓)を磨く
艶出し材で磨いてみました。無駄にツヤツヤしていい感じですね。
もっとツヤツヤにするならば、ペーパーの最終的な番手を上げればいいのですが、必要以上ににペーパーを使うと、せっかく鉋で綺麗に仕上げたラインが崩れてしまう危険性もあるので、この辺が落とし所でしょう。
因みに、安い指板(スカスカな材)はいくら磨いてもツヤツヤにはなりません。






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by murakawa-strings | 2013-07-30 22:19 | 製作・修理
2013年 07月 28日

日本の名匠シリーズ ~和刃物編~ その2

今日、ご紹介するのはこちらです↓
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二代目”市弘”作 外丸鑿   ※たしか三代目で廃業しています。

ここまでくると、もはや芸術品ですね。 製品としての仕上げ、切れ味どちらもすばらしいです。
使う側の職人にも好みがあります。
個人的にはちゃんとした刃物ならばどこの鍛冶屋のものだろうがよく切れます。そして研ぎたての状態ではそんなに大差がないようにも思います。好みが分かれるのは、使用している最中にどう切れ味が落ちていくのか、
たとえば感覚的に言えば刃先が丸くなっていって切れなくなる感覚や、
刃先が細かく欠けて切れなくなっていく感覚など、使用されている鋼の種類や焼き入れ、焼鈍しの仕方によって鍛冶屋ごとに特徴があります。その辺が好みとして分かれる所だと思います。

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切れ味もさることながら、面取りや首の仕上げがすばらしいです。 ”道具”としての面だけではなく、こだわりを感じます。鑿としての機能にはかかわりのない部分まで繊細に仕上げてあります。
千代鶴是秀作 「天爵」を彷彿させます。

刻印もかわいいですね↓
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偽物も多いらしいですね。 市弘の特徴の一つとして美しい”クロカワ”があげられます。いわゆる、酸化皮膜のことですね。 少し青みがかった漆黒の酸化皮膜に包まれています。 
だいぶ前に聞いた話なので忘れてしまいましたが、たしか、焼入れ前に砂だか砂鉄だかで表面を磨いているそうです。

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切れ味は、系統的には”清忠”などに少し似ている感じだと思います。清忠をワイルドとするならば、もう少し上品で洗練された感じです。
鋼は、おそらく日立の白紙一号ではないかと推測されます。
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裏側も抜かりなく仕上げてあります。
この鑿は外丸鑿ということもあり、ヴァイオリン製作ではあまり使用頻度が高くないため長さも十分に残っています。 近代の鑿は首根元部分まで鋼がまわしてあるため、一応根元付近まで使えないこともありませんが、
実際には穂の部分の三分の二までが使用する部分といわれています。今よりも鋼が高価とされていた時代は無駄に材料を使うことはできないので、実際に使用する三分の二程度の所までしか鋼を鍛接していませんでした。江戸時代以前の鑿などはそういったものが多いようです。よく切れる鑿ほどよく使われ、よく研がれてしまうので、現代に残っている名工たちの鑿はちびた物が多いです。
例外としては、千代鶴是秀は現役当時から神格化されていたため、手に入れた大工さんも使わずに神棚に飾っていたりと、コレクターアイテムとして扱われていた面もあり、比較的に綺麗な状態で現存しているものが多いです。
市弘自体も千代鶴是秀を非常に意識していたようです。


次回は マニアックに 幻の鋼 ” 東郷鋼 ”の鉋などどうでしょうかね。




仕事もしてますよ↓
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お客さんのチェロの駒交換などしてました。
安価な量産品なのですが、ラーメン屋さんに置いてある巨大な”将棋の駒”のような駒が付いていました。
材料も悪いので、もちろん交換します。

安価な量産品の楽器でも駒や魂柱を上質な物に交換して、しっかり調整すればそれなりによい音もでます。


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by murakawa-strings | 2013-07-28 18:32 | 関係ない話
2013年 07月 27日

バイオリン 修理

穴埋めしてからペグ交換です↓
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ペグも消耗品なので、調子の悪い人は調整や交換をお薦めします。 ちゃんと調整されたペグが付いていないとプロの演奏家でも調弦しにくいので、アマチュアならなおさらでしょう。


バイオリン製作↓ 
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やっと、ニス終了です。 結局、透明ニスを三回塗ってタンポで仕上げました。
因みに、塗装中は紙ヤスリは一回も使っていません。 

いい感じに艶もでて、薄塗りなので木材の質感もいい感じに出ています。
一応、3~4日は様子見ながら乾燥させる予定でです。 来週末ぐらいには音出せそうですね。
一週間くらい経つとニスが痩せて、さらに木材の質感が出てきます。


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タンポにはこんなオイルを使っています↑ タンポやネックの仕上げに使えて便利です。
イタリアでは普通に画材屋で売っていて、みんな普通に使っているのですが、 元々何用のオイルなのかは知りません。
スーツケースに入れてもって帰ってくると必ず漏れているという。教訓を生かして前回はジップロックを3重にして持って帰ってきました。もちろんジップロック内は漏れてましたが。
というか、画材屋に並んでいる時点でボトルがベトベトしてるってどういうことですかね?日本人にはない感覚ですよね。。。 

まぁ、僕は全然気にしないですけどね。







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by murakawa-strings | 2013-07-27 15:43 | 製作・修理
2013年 07月 26日

バイオリン ニス仕上げ

色塗りは一応終わりです↓
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今回はオールドフィニッシュですが、あくまで新作なのでフルコピーのようにコーナーやスクロールを過度に削って丸くはしておりません。

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ですので、通常ならトップコートを3回くらい塗ってタンポで仕上げて終わりですが、もう少しツルツルにしようか悩んでいる所です。

裏板↓
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昨日の写真とあまり変って見えませんが、実物は色味が深くなっています。

因みに白木からここの色まで約1日です。この時点ではニスの厚みはかなり薄いのでほとんど乾いています。バイオリンを作った経験がある人ならビックリの早さだと思います。ニスは弊店オリジナルの下塗り&リタッチ専用のニス(販売予定)です。

これから塗るトップコートのニスは通常使用されているクレモナの新作ニスと一緒なので乾くのにはそこそこ時間がかかります。 とはいっても3回位しか塗らないのですぐに乾きます。あんまりコテコテに塗るとオールドフィニッシュにした意味なくなりますしね。

ニスは濃度や塗り方自体が重要なため同じニスを使っても使用する人の技量によって仕上がりは天と地とのほどの差が生じます。


悩みますよ。。。



悩みますよ↓
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写真左から フェルナン材、 ローズウッド、 ボックスウッド。
どれも似合う気もしますが、無難にローズウッドですかね。悩むな。








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by murakawa-strings | 2013-07-26 17:11 | 製作・修理
2013年 07月 25日

バイオリン ニス

なんとなくは色が付いてきました↓
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もう一度フチの部分のニスを落としたり、
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細かい部分を塗り足したり、剥がしたり、結構手間がかかります。

ニスは新作塗りよりは塗装の厚みが薄いため、乾くのは速いです。
とはいっても一週間くらいは乾燥が必要です。 その後、最終的なセットアップとなります。

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by murakawa-strings | 2013-07-25 22:52 | 製作・修理
2013年 07月 24日

玉鋼

玉鋼の塊です↓
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日本刀の材料になる鋼です。 
興味ない人には?って感じでしょうが、 もののけ姫で三日三晩たたらを踏んで作っていたあれです。

幕末から明治初期にかけて最盛期を迎えた”たたら製鉄”は産業革命以後、衰退していきます。
現在では、 刀匠が使う分だけは生産しているようですが、 たたらを操業する職人の方々の高齢化などいくつも問題を抱えているようです。

現代では玉鋼は神格化されている部分もあるでしょうが、その品質はばらつきがかなりあり、工業製品としては難しいようです。

大正初期までは大工道具などにも普通に使われていたようですが、安定した品質の洋式製鉄の鋼に代わっていきました。
そして大正14年を最後に”たたら製鉄”は歴史から姿を消してしまいました。

その後、昭和に入り 日本の伝統技術である”たたら”の消滅を防ぐため、文化庁、日本美術刀剣保存協会の元、なんとかその火を絶やさずにいるようです。

そんな貴重な玉鋼でした。 因みにほとんど炭素を含んでいない部分だと思われます。


ヴァイオリン製作↓
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目止め&杢出しに、マスティックを飽和させた物を塗ります。 さらにハーゼが綺麗に出てきました。
※表板の小さな傷たちは オールドフィニッシュにするための物です。








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by murakawa-strings | 2013-07-24 20:00 | 関係ない話
2013年 07月 23日

チタンアジャスター 再入荷しました。

チタンアジャスター(ループエンド専用)再入荷しました↓
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L型ですがループエンド専用です。E線の弦長、進入角度、テンションが従来の物よりも最適化され、より自然な響きになります。
そして、ループエンドを引っ掛ける所も太くなっているので、弦も切れにくくなっています。
説明は何回も書くのは面倒なので過去のブログをご覧ください。 ※1、 ※2
工房にお試し用もありますので、お手持ちの楽器に取り付けて試奏してみてください。


ヴァイオリン製作↓
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表板、目止めしたとこです。 表板のハーゼが、かなり綺麗にでてきました!色が付いてくるとさらに目立ってくると思います。



修理↓
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ネックをリセットしてた楽器です。ニスリタッチ中です。少し乾くのに時間がかかっています。
まあ天気悪いですしね。


というわけで、風邪が微妙にまだ治らないので仕事がはかどっています。




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by murakawa-strings | 2013-07-23 22:42 | 新商品 / 再入荷
2013年 07月 21日

バイオリン 製作

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予定通りネックを接着。 表板が綺麗です。ニス塗るのが楽しみです。
オールドフィニッシュですけども。
再来週くらいにはニスも終わって音がでる予定ですが、暑いのでニスの乾きが悪いかも。

ネックを入れる前はこんな感じです↓
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by murakawa-strings | 2013-07-21 23:08 | 製作・修理
2013年 07月 20日

サイスポ

こんばんは。 まだ喉が治りません。

自転車野郎のバイブルこと”サイクルスポーツ”。

雑誌です。

最近、付録が付いていることが多いのですが、
あまりろくな物が付いていません。

前回は確か、ダチョウ倶楽部の上島氏が”クルリンパ”してそうな帽子です。分かりやすく言えば体育の赤白帽みたいな感じです。 帽子率高いです。

今回は付録欲しさに買ってしまいました↓
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今までは自転車に乗るときに、携帯、現金、カードを ビニール袋(ジップロックみたいなの)に入れて、
ジャージの背中のポケットに入れていたのですが、他の人もそうだと思いますが、 
それを、機能的かつ、オシャレ?にした物です。

一応、簡易的ですが防水されますし、小銭やカードを入れるポケットも付いているので便利そうです。
そして、落とさないようにストラップまでついているという親切設計です。
 
でも、この長さのストラップで背中のポケットに取り外しできるのだろうか?

まっ、オマケですからね。


ネックリセットは指板も接着して細かい部分も仕上げて、これからニスのリタッチです↓
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製作も↓
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ガリガリと削って

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仕上げていきます。


順調に進めば火曜日には白木ですかね。



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by murakawa-strings | 2013-07-20 22:52 | 製作・修理