Vc修理 最終回
2014年 01月 30日
長々とお預かりしていたチェロもようやく仕上がりました↑ 古い楽器は目的以外の部分も修理が必要だったりして、予定よりも修理期間が長くなってしまうことが多いです。
期待していた音も健康的でよくバイブレーションしています。ネックも新しくなり、裏板もオープンしているのでしばらく弾きこむとにより、さらに深い音がでるようになると思います。
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毎年恒例の学校関係の修理が予定より早くきたため、あたふたしています。
チョイチョイ聞かれる毛替えの時期について。
以前、何時間使用すると滑り始めるかとか書いてましたが、
まあ、実際には普通、少なくとも年1回。馬毛の消耗、馬毛の長さによるバランスなど考えると、できたら年2回がベストだと思います。 もちろん、もっと早いスパンの方もいます。引っかかりが悪いと感じ始めるポイントは人それぞれですから。
そして年2回できるのならば、梅雨に入って湿度が上がりきった時期と、冬になって乾燥した時期にするとよいと思います。
また、その他の時期としては演奏会や発表会の前にする方も多数いると思いますが、最低でも本番の一週間以上前にはしておくべきでしょう。新しい馬毛が馴染むまである程度の弾きこみが必要です。
村川ヴァイオリン工房http://murakawa-strings.com