バイオリンの板厚の修正

コンクールに行くと いろいろな職人の方とお話する機会もあり、いろいろ刺激を受けたりもします。
自分とは違った製作のアプローチなど大変参考になったりもします。
一人で仕事をしていると、「自分のやっていることが一番、他人の話は受け付けられない。自分の知らないことは否定」
みたいな職人が多い気がします。みんながみんなそうではないですが・・

そんな”無駄に頑固な職人”にならないためには、他人に聞いた情報も自分の経験だけで否定するのではなくとりあえず試してみましょう!!
ということで、↓
d0299605_12471725.jpg
完成していた自分のバイオリンをオープンして、板厚を再調整してみることに。
オープン↓
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元々オールドフィニッシュなので、オープンした跡もとくに気になることはないでしょう。
ザクザク削ってやります↓
d0299605_13023106.jpg
再びオープンするかもしれないので、 かなり薄めの膠でクローズ。
魂柱作り直してから音出しです。

追伸
自分で作って完成した楽器をオープンすることは意外と少ないと思います。(修理時を除いて)
自分も過去に何度か自作楽器をオープンしていますが、やはり、たいした回数ではありません。(せっかく作ったのに用もないのにオープンするのは気が引ける)
板厚のみが楽器にどのような影響、効果があるのかを考えるには、板厚を変えて何本も作るよりは、同じ個体をオープンして徐々に調整していくほうがわかりやすいかと思います。(基本薄くする方向ですが)
そして、製作時に最終的な板厚を記録しているのですが、楽器として完成した後にオープンして測定しなおすと微妙に変わっています。
もちろんニスの厚み分加算されているのですが、 実際は自分の楽器はそんなにニスは厚塗りではないので、ニスの厚みというより、下地処理やらニスやら吸い込んでの木の厚みの変化なんでしょうかね?
とにかく、
製作時に参考にするモダンやオールドの楽器は完成した状態での板厚を測定します。製作時に白木の状態(下地、ニス未施工)で同じ板厚に調整しても、最終的には自分が想定している数値よりも微妙に高くなっています。

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大型ビオラ↓
d0299605_13313789.jpg
予定より遅れていますが、一応進んでます。写真右は385mmビオラ。こちらも予定より遅れています。




村川ヴァイオリン工房http://murakawa-strings.com
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by murakawa-strings | 2014-07-02 13:36 | 製作・修理

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