スクロール修理
2016年 02月 12日
バイオリンのスクロール修理。
古い楽器なので一度修理されているようですが、再び割れてきてしまっている状態です。(そもそも、ずれて接着されている。)
ペグボックスの内側も何回も修理されているようで継ぎはぎ状態です↓
隙間だらけでそのまま接着してもまた取れてしまいそうなので、一度接着されている所を取り外します。
ペグボックス内側の、修理で足された部分を取り除いていきます↓
五個の木片で補強してありました。同じ時代に修理したものではないと思いますが。
ほとんど外れかかっていたので簡単に外れました↓
接着面にゴミやら接着材が残っているので可能な限り取り除きます。
細かい割れを接着していきます↓
接着する際にずれないように、治具を作ります↓
反対側にも上手く圧力をかけられるようにクランプで押える場所を作ります↓
仮止めすると、元々接着がずれていたせいか、修理した所が取れている状態が長かったのかで、少し隙ができてしまいます。
こればっかりはしょうがないですが、なるべく早く修理した方が綺麗に治るということです。
可能な限り変形を戻しながら接着します↓
余談ですが、
可能な限り元に戻しますが、色々な事情でこうなる楽器もあります↓
話を戻します。
取り除いた部分に新しい補強材を接着していきます↓
最初の割れから時間が経ってなければ、これで大丈夫そうですが、接着面が安定していないので外側からも補強します↓
補強板は 割れと垂直の木取りで入れてあるので、この後、薄板を表面に張って見た目も綺麗にします。
反対側も同じように進めていきます。
いつも通りですが予定より遅れています・・・
村川ヴァイオリン工房http://murakawa-strings.com
ペグボックスの内側も何回も修理されているようで継ぎはぎ状態です↓
ペグボックス内側の、修理で足された部分を取り除いていきます↓
ほとんど外れかかっていたので簡単に外れました↓
細かい割れを接着していきます↓
こればっかりはしょうがないですが、なるべく早く修理した方が綺麗に治るということです。
可能な限り変形を戻しながら接着します↓
可能な限り元に戻しますが、色々な事情でこうなる楽器もあります↓
取り除いた部分に新しい補強材を接着していきます↓
反対側も同じように進めていきます。
いつも通りですが予定より遅れています・・・
村川ヴァイオリン工房http://murakawa-strings.com
by murakawa-strings
| 2016-02-12 21:13
| 製作・修理