EVH フロイドローズ
2017年 02月 13日
2020/12/11更新
ギターの話です。
愛用のギターについてるフロイドローズの話です。愛用といってもほとんど弾いてないんですが、弦は張り替えてます。
EVH Wolfgang USAなんですが、もちろん本家のmade in USAなのでフロイドローズオリジナル(ドイツ製)が付いているもんだと思っていました。
が、
まさかのフロイドローズ1000(韓国製)にEVHの刻印が入っているだけ↓
大人の事情なのか?こだわりなのか分かりませんが、なんか納得がいかない。
後日聞いた話では、嘘だか本当だか知りませんが、オリジナルよりも1000シリーズのベースプレートの方が硬く耐久性が高いため採用されたらしいです。(2020/12/11)
気になるのでフロイドローズオリジナルに載せ替えることにしました。↓
せっかくなので違う色にしてみました。
サテンクロームという色↓
もちろんmade in Germay の刻印入り!↓
ロックナット↓
オリジナルに元々付いているブロック↓
EVHフロイドローズのブロック↓
フロイドローズ純正のビックブロックに交換します。
結構分厚いです↓
EVHの方は恐らく真鍮製ではないと思います↓
ネジの形も微妙に違います。
そして何よりも、ドイツ製の方がネジがスムーズに回ります。
全部外します↓
これは外します。
折り曲げ部分の仕上がりが違います。
EVH↓
ビックブロックを装着します。
穴の向きがあるので注意します↓
テンションバー↓
当然仕上げも違います↓
EVH Wolfgang USAブリッジは韓国製でしたが、ロックナットはなぜかドイツ製が付いてました!!↓
もちろんスタッドのできも違います↓
あとエッジが当る部分の太さが違います。オリジナルの方が太いです。
弦を止めるネジも違います↓
スプリング↓
赤いのはフロイドローズ純正のスプリングです。色だけで買ってしまいましたが、自分にはバネが強すぎて使えませんでした。
もちろんアームも違います↓
先端も違います↓
アームハウジングも違います。
オリジナル↓
(写真のEVHのハウジングにはゆるみ止めのリングをハメてあります。)
一応オリジナルにもゆるみ止めのリングをハメます↓
ブリッジのセッティングですが、色々調べてみると
理論上はスタッドの高さは左右同じがいいという結論にたっしましたが,
左右同じ高さにすると弦高の調整を1弦側か6弦側にあわせて、どちらかを妥協しないといけません。
それを回避するには、サドル下にシムをはさむ。もしくはネックの仕込みの時点で1弦側と6弦側に落差を付けるしかありません。
EVHブリッジの時はスタッドの高さを左右で変えていましたが、さらなるアーミングの滑らかさを追求するならば
やはり左右同じ高さにそろえたいですね。
とか色々考えていたんですが、よくよくネックの角度を見てみたら↓(ボディは水平になるように置いてあります)
ということは、元々1弦側のスタッドを高くしていたつもりでしたが、そこそこ平行になっていたということですね・・・
一応少しは考えて作ってるんですね。
Dチューナーも限定色があったので交換してみます↓
新しいのはアルミ削り出しでアルマイト仕様↓
でもチューニングは上手く合うようになりました。
赤いのがカッコいいのですが、こすれる部分はすぐに剥げていく・・・・
結論
◦とりあえず無加工で載せ替えはできる。
◦EVHよりオリジナルの方が微妙に弦間ピッチが広い。
◦EVHよりもオリジナルの方が若干ハイが出るようになった。音抜けが少し良くなった。(ハイよりになった。逆に言うとEVHの方がミドルが出る気がする。)
◦アジャスターがスムーズ。
◦1000シリーズとオリジナルは同じ規格で作っているので互換性はあるが全くの別物。
◦サテンクロームがすぐはげる。普通のクロームにすればよかったとちょっと後悔。
交換してよかったです。
※注意事項
弊店に電話でギターについて質問してくるか方がいるのですが、一切答えるつもりはないので電話してこないでください。
ギター関係については個人的な趣味でやっているだけです。
村川ヴァイオリン工房http://murakawa-strings.com