天然砥石デビュー!!
2023年 08月 10日
こんばんは、みなさんの家には二億五千万年前の物はありますか?
ないですよね?
でもここにはあります。
ということで、
ついに、天然砥石デビューしました。デビューっていうか、ちゃんとした物を自分で初めて買いました。

① いつも使っていた人造の仕上げ砥石(焼成タイプ)が製造中止になる。

とはいっても、「ギリ名倉なしでもいけるけど名倉使った方が研ぎやすいよ」くらいの硬さです。

京都丸尾山の大上。西物の砥石。

二億五千万年前の赤道付近の地層が京都で採れて、今こうして手元にあるってなんだかロマンを感じずにはいられませんね。


黄色いはんぺんみたいな。一応普通に研げますが、マジで柔らかい。本当に柔らかい。
千枚の硬さを10とすると、大上が7、ぬりかべが3.5 はんぺんが2.5くらいの感覚です。
↓
② 刃の黒幕セラミック砥石にする。
↓
③ 刃の黒幕の研ぎ面の平面度が含水率によって変化するのが気になる。※そもそも気のせいかもしれないけども、そんな気がする。
↓
④ 別の焼成タイプの人造砥石をいくつか買う。
↓
⑤ なんか柔らかすぎるたり、硬さはいいが研ぎ心地が好きじゃないなど。
↓
⑥ 昔ハンズで買った安い天然砥石があったのを思い出す。
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⑦ 研ぎ心地はいいがとにかく、柔らかすぎる。マジでやわらかい。
↓
⑧ 硬い天然砥石ならええんやないのかい? 今ここ。
というわけで、バチクソ硬いの買いました。

京都梅ケ畑産の菖蒲谷 千枚。 今となっては貴重な東物の砥石です。
軽く試研ぎしてみました。使いこなすには少し時間がかかりそうな感じでしたが、想像よりも硬くて満足です。現段階ではちょい硬すぎるような気もしますが、相性の良い名倉砥石と慣れで解決しそうな感じがします。
とにかく硬てぇぇ・・・。
もう一個はこちら↓

こちらも硬口ですが、菖蒲谷 千枚よりはだいぶ柔らかいです。 自分の技量の問題でしょうが現段階ではこっちのほうが研ぎやすいです。いわゆる、砥石の方が合わせてくれるってやつですね。
大上で仕上げてから、千枚で最終仕上げ研ぎしたらよさそうです。
ちなみに大上は曇り系の仕上がりで、千枚は鏡面仕上がりです。
結構分厚い。

別の天然砥石もコレクションしたくなってきました。沼りそう。
こういうのも後継者問題でいずれは消えゆくものなのでしょうか。
昔ハンズで買った糞天然砥石↓

ぬりかべの顔を落書きされたまま、約二十年間眠ってました。 普通に研げるけど結構柔らかい。というか、基準が分からないのでこれが天然砥石の中でどのくらいの柔らかさなのかわからんけども。
こっちもハンズで買った天然砥石↓

次は巣板系の石を買ってみたいです。
by murakawa-strings
| 2023-08-10 22:01
| 製作・修理